テイルウォーク ビーキャス106MH

金木犀

2016年12月18日 16:00

当コーナーは、カタログスペックだけではわからない使用感を中心に、独断と偏見でそのインプレを綴るコーナーです。
尚、当インプレが貴方に悪影響を及ぼすことがあっても、その責任は一切負わないものとします。


今回は、わたし金木犀がライトショアジギングや足場の高いポイントからのシーバスやフラットフィッシュにて使用する
テイルウォーク ビーキャス106MH
におけるニッチなニーズのインプレッションです。



tailwalk BEECAS 106MH
レングス:10ft6in
重量:187g
適合ルアーウェイト:MAX50g
適合ライン:MAX2.5号


最初に言っておくが、巻きが軽いとかシャリシャリとか剛性あるとか回転性能良いとか機械的な感想を持つリールと違い、
ロッドというモノの特性上、個人の感覚や好みなど感じ方に差があるということをご承知頂きたい。
私に合っていても、どんな人にもに合うわけではないということです、はい。



では、本題に入りましょう。

良い点


曲がる・粘る・残る


負荷がかかるとティップからベリーまでしなやかかつよく曲がるも、曲げこんでいくにつれてバットはちゃんとしっかりと残る。
MH表記だが何基準でのパワーかって言ったらシーバスロッドでしょうか
但ししなやかといってもLクラスのシーバスロッドのような繊細な釣りは不向きでしょう。



安い


安いお店で2マソに毛が生えた程度で買えてしまう。

抜けの良いガイド


小口径と謳っているがア◯ガルシアのようなあからさまに小口径というわけではなく、糸抜け良い大きめのガイドがバット側には配置されている。

多点ガイドだが糸抜けは良く、むしろオールダブルフットと相まって、本来持つブランクの(所謂普通の中弾性ブランク)性能を損なうことなく最大限のパワーを引き出している感じもする。




ショートトリガー


オリジナルのリールシート。これ、結構お気に入り。
慣れるとACSが痛いのなんの・・・
引っかかりが小さいので合わない人も居るだろうが、個人的には手指の自由度が高く、非常に釣りが楽である。




悪い点


グリップ長


これは短い。
取り回し重視な方には合うかもしれないが。
自分にはエンドが短いため、5〜6cmほど延長して使っております・・・
http://heavensdoor.naturum.ne.jp/e2806227.html



グリップ長は短いが、セパレートグリップではないというばかにはできないメリットもあるので許してやろうか

重量


個人的には気にならないが、薄巻きのロッドを多用する方には多少重いと感じるでしょう。

見た目


このフォアグリップも某ティ〇ポグリップと名高いあのロッドに負けず劣らずのTPグリップだと思う。
更にところどころにチープ臭を感じることもなくはない。
が、それもまたいとをかし(´・ω・)




所有欲


これはもう致し方なし。
ロッド・リール選びに所有欲という(趣味の道具には所有欲もまた大きなファクターの一つだと思う)要素を重んじる人には、物足りないのは仕方ない。


総評


足場の高い場所でのシーバスに。
サーフから遠投してフラットフィッシュやシーバスに。
さらにはライトショアジギングに。(40gまでしっかり振り抜ける)


ターゲットはアナタ次第というコンセプトどおり
尖った性能はないけれど幅広いターゲットに使える汎用性のある器用貧乏な竿。

いつもの魚狙いだけどあんな魚もかかるかもしれないポイントとか、長尺ロッドが欲しいけどシーズン中ほんの数回だけ大場所とかサーフやなんかに入るだけだから高いロッドはちょっと・・・っという方には向いているかもしれません。



ちなみに多めのガイドだから飛距離落ちるんじゃないかと購入初期は思ったが、そんなことはない模様。
長さが違うものと比べてもアレだが値段が倍以上する9f代のロッドよりも、飛距離は確実に出る。(普通なら)
もしくは楽に投げて安定して中長距離キャストが可能。
快適なキャストウェイト範囲は20g〜40gあたりだと思われます。


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