必携だけど携行率の悪いウェーディングツール
今回は、個人的には必携じゃないのかと思っているのに、その携行率の悪さが信じられないウェーディングツールのお話です。
果たしてそのウェーディングツールとは・・・
ライジャケ?フィッシュグリップ?プライヤー?エイガード?
いやいやライジャケは当然の如く浸透しているし(ただし渓流界では流さるという逆説もある)、グリップやプライヤーもライジャケに誰しもセットされていることでしょうからね、
私がそんな一般論を語り出しても何も面白くないでしょう。
ということで、今回取り上げる必携ツールはコレだお。
ないふや
ナイフ?と思った方
地味ですよね。えぇ地味です。
まるで私のように地味で要らない存在と化しております。
さてこのナイフ、一体何のために必携なのでしょう。
・魚を〆る
・藪漕ぎする
・護身用
などなど…
そのすべてが正解かもしれませんが、ことウェーディング時となればやはりアレでしょうな。
ずばりだ、
「転倒などてウェーダー内へ浸水した時に、私たちの命を救うため」
だと思ふわけ
皆さんはウェーディングでコケたことありますか?ワタシ、あります(_ _)
ということで。
ウェーディングなどウェーダーを履いての釣行中に、万が一にも転倒等のトラブルによりウェーダー内に浸水したと仮定しましょう。
腰ベルトをしっかり閉めていたとしても、仮にその中へ水が入ってしまったら
やがてつま先にやってくるのは浮き輪の世界。
既におわかりだろうが、ルアーやらグリップやら沢山のオモリが付いたライジャケよりも遥かに浮力の高い足先の空気溜まりは浮き輪となり、全身で一番重たい頭部が沈む姿は想像したくないものです・・・
勿論釣行開始時に、ウェーダー内の空気を抜くこと・腰ベルトを正しく確実に装着をすることが、まず第一にすべきことであり大事なことであることには変わりないのだが、
それらを過信しすぎて、大惨事に至ったりしたらたまったもんじゃありません。
だって腰ベルトで水の進入を防ぐということは、もしも入ってしまったら水も空気も抜けにくいということですから
そんな
いざという時にナイフを持っていたならば
ウェーダーを切り破って
足先の空気玉を放出することが可能です。
1枚目の写真上(使用感が半端ない方)のナイフは研がないと切れ味は良い方とは言えないけども、D管やカラビナに掛けられるためすこぶる便利です。
「俺は大丈夫」と思ったアナタ、
次に流されるのは貴方かもしれませんよ・・・
誰も落水浸水しないに越したことはないのは勿論ですがね
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