トレブルフック防錆テスト ~2016年版 後編~
フックに傷を付けて、海水に浸け込んだ後は「放置」しました
前回からのつづきになります。
前回までのあらすじ
新品のフック4種に傷を付けて海水に3週間浸しました。
被験者は下記4点です。
・
がまかつ RB-MH
・
カルティバ ST-46
・
カルティバ STX-58
・
fimoフック
4. 海水に浸したフックは更に2週間ほど湿気を与えたケース内で経過観察
まぁ、経過観察といいましてもただの放置ですが・・・
がまかつ RB-MH 【ハイパーシールド】
・傷を付けた針先付近
・全体像
※海水に浸した直後の図
経過観察
リング装着済のアイは腐食がやや進んだ印象。
針先やカーブ部にポツポツ変色が見られるが、錆び・大きなダメージは無い様子です。
カルティバ ST-46 【スーパーティン】
・傷を付けた針先付近
・全体像
※海水に浸した直後の図
経過観察
既に錆びていた傷を付けた針先は、更に腐食して内側を向いてしまいまいた。
ただし、既に錆びていた針先とリング装着済のアイ以外の部位は、防錆力が高いとされるフックよりも意外にも腐食が進まず綺麗な状態という結果に。
カルティバ STX-58 【スーパーティン】
・傷を付けた針先付近
・全体像
※海水に浸した直後の図
経過観察
既に錆びていた溶接根元部は大きな変化なく(それでも錆びていることには変わりないですが)平行線の模様。
傷を付けた針先には変色が出てきました。
fimoフック 【ドラゴンシールド(特殊メッキ)】
・傷を付けた針先付近
・全体像
※海水に浸した直後の図
経過観察
傷を付けた針先にも他の部位にも、未だ茶錆びの発生はありません。
フック全体は更に黒ずみが進行し、表面処理は全体的に剥がれてきていたり各所に少し残っていたりします。
表面はザラついてきた模様。
5. まとめ
フックに傷を付け、海水に浸して3週間、更に放置して2週間。
フックの無駄使いとも思えるテストですが、
無駄使いから見えてくることもありました。
まずはガマカツ。
うむ。その防錆力といい表面処理の強度といい
わかっちゃいたけどその実力は、やはり
本物。
「高いものには理由がある」
そう背中で語っているようにも思えた結果でした。
(背中がどこにあるのかわかりませんが)
次にカルティバ。
こちらはやはりと思える部分と意外な部分が垣間見えたのではないでしょうか。
傷を付けた部位が錆びた
(アイや溶接根元部含む)ことは、実使用から容易に想像できた一方で、
それ以外の部分は意外なほど高い防錆性を見せてくれました( ゚д゚)
つまるとことろ、カルティバは
表面処理の防錆性はあるものの、その耐久性は強くないのが難点だと言えそうです。
表面処理が剥がれなければ良いんですがね
そしてfimoフック。
もう少し安ければ・・・
もう少し表面処理が強ければ・・・
というのが正直な印象でしょうか。
(理念とかは置いといて)
実売でガマカツとの単価差額10円もないからか、あまりお値打ち感がないですからね。
安い安いと言ってるわりにはっていう微妙感はあります。
ただしネット上では「普通に使える」「安い」「錆びない」と軒並み高評価ですので
(一部がageまくっているという噂もありますが・・・)、
購入するお店や使用感(感じ方)によっては良いフックみたいですね。
ちなみに私の使用フック占有率カルティバ4:ガマ3:マルト3くらい
カルティバは、購入ルワを全部ガマフックに替える方々がいるので安価で純正フックのST-46を入手できるため。
ガマは安売りの時にまとめ買い、長持ちするし。
マルトは刺さるし破格なのでガンガン使えて大助かり( ´∀`)
現在この構図に落ち着いてます。
・がまかつ RB-MH #4
・カルティバ ST-46 #4
・カルティバ STX-58 #4
・fimoフック #6
■参考 解説:さびる さびない金属ってあるの?
更新の励みになります。クリック頂けると嬉しいです。
人気ブログがご覧になれます
にほんブログ村
にほんブログ村
シーバス ブログランキングへ
関連記事