トレブルフック防錆テスト ~2016年版 前編~
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今回のテストは、半年ほど前に行ったフックの防錆テストの続編になります。
◇トレブルフック防錆テスト ~2016年版 後編~はこちら
fimoフック単体の防錆性云々記事はこちら
前回はまっさらな新品状態のフックを使用して防錆テストを行いましたが、
当時のテストでは「コーティングの耐久性・フック自体の素材である鋼材の防錆性」などはテストできておらず、
実使用とはギャップのある結果となりました。
今回はそれらを踏まえた試験内容とし、下記のトレブルフックをテストしてみました。
・がまかつ RB-MH
・カルティバ ST-46
・カルティバ STX-58
・fimoフック
前回の防錆試験で上々の結果だったRB-MHとST-46に加えて、
一部コアアングラーが最強フックと謳い、某ショップではガマフックよりも錆びないと宣伝していたSTX-58(でもネット上ではST-46や56よりも錆びると言うレビュアーも・・・どっちなんですか一体)、
更に民衆から愛されるfimo()から発売され、防錆にも優れているらしいfimoフックをチョイスしました。
本当は全て同一番手にしたかったのですが、fimoフックだけどうしても#4が入手できなかった・・・(当時)

■アスファルトに1往復擦り付けて、疑似的に根がかりや実釣でダメージしたフックにしてみたつもり。
あとリング装着時に表面処理が剥がれたり、リング接触なんかで錆びたりするかな~とスプリットリングを付けてみました。

■海水取水地は自宅から10分の某遠州サーフにて
春先の水色がクリアな時期に取水しました。
見た目には何ともないフックもありましたが、
傷を付けた箇所が錆びたフック、関係ない箇所が錆びたフック、見た目が黒ずんだフックなど
各トレブルフックそれぞれに変化が現れました。
以下の写真は、海水に3週間浸け込んで取りだしたものです。
(ケースに入った写真を除く)
尚、ほぼ毎日の間、海水から出したりケースを振って水や空気を攪拌しました。
また【】内は各フックの防錆表面処理となります。
http://www.gamakatsu.co.jp/products/search.php?heirloom=on&Act=detail&id=67366G

全体

傷付け箇所

リング、溶接まわり
見た目には塩分の結晶が付着しているようにみえる程度で、錆びも変色もこの段階ではほとんど見られません。ただし、リング周りは少し表面が剥がれているように見えます。

(写真左側) 海水に浸して2日後の図
http://www.owner.co.jp/product/detail.php?no=11539

全体

傷付け箇所

リング、溶接まわり
傷を付けたところは、海水に浸けて2日で錆が発生しました。
また、浸かっている海水中に気泡のようなものが発生しているようにも見えます。

(写真右側) 海水に浸して2日後の図
ただ、溶接周りは4種中最も綺麗な表面には見えます。
http://www.gekito.com/products/item/detail/?aid=1405

全体

傷付け箇所

リング、溶接まわり
傷が付きにくいのか他のフックに比べて、アスファルトに擦り付けた箇所のダメージは少なく見えます。
また、このフックだけ番手が上なために元のワイヤーが太いせいか、溶接部分に隙間ができるのか、溶接根元から錆が発生しました(2日目の時点で既にうっすらと出ていますね)。
※このことからST-46より錆びやすいとは言えるかも

(写真右側) 海水に浸して2日後の図
また、ST-46同様に気泡のようなものが発生しているようにも見えます。
http://www.fimosw.com/shop/products/detail.php?product_id=201

全体

傷付け箇所

リング、溶接まわり
たしかに公式で謳っている通り、錆の発生はありません。
ただ、日に日に黒ずむのは気になるところですが・・・
尚、UPで見ると各所に表面処理が剥がれているように見えます。

(写真左側) 海水に浸して2日後の図
遠目からだと一部変色しているようにも見えますが、この時点でそこまで黒ずんではいませんでした。
海水に浸して約3週間。
こうしてみるとこれらのフックが新品状態で高い防錆力を持っているかが窺えます。
前回のテスト(http://heavensdoor.naturum.ne.jp/e2578815.html)では新品でもすぐ錆びるものもありました。
また、製品によっては防錆表面処理、いわゆるメッキがある程度取れた後でも、
防錆力を保持して錆びないものもあるようです。
このことからも、
”高い防錆処理” と ”表面処理の耐久性” 、 ”鋼材自体の防錆性” などなど、
複数の防錆要素を持ったフックがより錆に強いといえそうです。
新品のフックに傷を付けて、ここまで3週間海水に浸しながら放置しました。
次回へつづく・・・
つづき ◇トレブルフック防錆テスト ~2016年版 後編~はこちら
・がまかつ RB-MH #4
・カルティバ ST-46 #4
・カルティバ STX-58 #4
・fimoフック #6

■参考 解説:さびる さびない金属ってあるの?
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今回の防錆試験は「傷を付けて、海水に浸け込み、放置」です
今回のテストは、半年ほど前に行ったフックの防錆テストの続編になります。
◇トレブルフック防錆テスト ~2016年版 後編~はこちら
fimoフック単体の防錆性云々記事はこちら
前回はまっさらな新品状態のフックを使用して防錆テストを行いましたが、
当時のテストでは「コーティングの耐久性・フック自体の素材である鋼材の防錆性」などはテストできておらず、
実使用とはギャップのある結果となりました。
今回はそれらを踏まえた試験内容とし、下記のトレブルフックをテストしてみました。
今回テストしたトレブルフック
・がまかつ RB-MH
・カルティバ ST-46
・カルティバ STX-58
・fimoフック
前回の防錆試験で上々の結果だったRB-MHとST-46に加えて、
一部コアアングラーが最強フックと謳い、某ショップではガマフックよりも錆びないと宣伝していたSTX-58(でもネット上ではST-46や56よりも錆びると言うレビュアーも・・・どっちなんですか一体)、
更に民衆から愛されるfimo()から発売され、防錆にも優れているらしいfimoフックをチョイスしました。
本当は全て同一番手にしたかったのですが、fimoフックだけどうしても#4が入手できなかった・・・(当時)
1. 新品の各社トレブルフックに傷を付け、海水に浸す
■アスファルトに1往復擦り付けて、疑似的に根がかりや実釣でダメージしたフックにしてみたつもり。
あとリング装着時に表面処理が剥がれたり、リング接触なんかで錆びたりするかな~とスプリットリングを付けてみました。

■海水取水地は自宅から10分の某遠州サーフにて
春先の水色がクリアな時期に取水しました。
2. 海水に浸して3週間放置した結果
見た目には何ともないフックもありましたが、
傷を付けた箇所が錆びたフック、関係ない箇所が錆びたフック、見た目が黒ずんだフックなど
各トレブルフックそれぞれに変化が現れました。
以下の写真は、海水に3週間浸け込んで取りだしたものです。
(ケースに入った写真を除く)
尚、ほぼ毎日の間、海水から出したりケースを振って水や空気を攪拌しました。
また【】内は各フックの防錆表面処理となります。
がまかつ RB-MH 【ハイパーシールド】
http://www.gamakatsu.co.jp/products/search.php?heirloom=on&Act=detail&id=67366G
全体
傷付け箇所
リング、溶接まわり
経過観察
見た目には塩分の結晶が付着しているようにみえる程度で、錆びも変色もこの段階ではほとんど見られません。ただし、リング周りは少し表面が剥がれているように見えます。
(写真左側) 海水に浸して2日後の図
カルティバ ST-46 【スーパーティン】
http://www.owner.co.jp/product/detail.php?no=11539
全体
傷付け箇所
リング、溶接まわり
経過観察
傷を付けたところは、海水に浸けて2日で錆が発生しました。
また、浸かっている海水中に気泡のようなものが発生しているようにも見えます。
(写真右側) 海水に浸して2日後の図
ただ、溶接周りは4種中最も綺麗な表面には見えます。
カルティバ STX-58 【スーパーティン】
http://www.gekito.com/products/item/detail/?aid=1405
全体
傷付け箇所
リング、溶接まわり
経過観察
傷が付きにくいのか他のフックに比べて、アスファルトに擦り付けた箇所のダメージは少なく見えます。
また、このフックだけ番手が上なために元のワイヤーが太いせいか、溶接部分に隙間ができるのか、溶接根元から錆が発生しました(2日目の時点で既にうっすらと出ていますね)。
※このことからST-46より錆びやすいとは言えるかも
(写真右側) 海水に浸して2日後の図
また、ST-46同様に気泡のようなものが発生しているようにも見えます。
fimoフック 【ドラゴンシールド(特殊メッキ)】(形状:SP 強度:MH)
http://www.fimosw.com/shop/products/detail.php?product_id=201
全体
傷付け箇所
リング、溶接まわり
経過観察
たしかに公式で謳っている通り、錆の発生はありません。
ただ、日に日に黒ずむのは気になるところですが・・・
尚、UPで見ると各所に表面処理が剥がれているように見えます。
(写真左側) 海水に浸して2日後の図
遠目からだと一部変色しているようにも見えますが、この時点でそこまで黒ずんではいませんでした。
3. ここまでテストを行って
海水に浸して約3週間。
こうしてみるとこれらのフックが新品状態で高い防錆力を持っているかが窺えます。
前回のテスト(http://heavensdoor.naturum.ne.jp/e2578815.html)では新品でもすぐ錆びるものもありました。
また、製品によっては防錆表面処理、いわゆるメッキがある程度取れた後でも、
防錆力を保持して錆びないものもあるようです。
このことからも、
”高い防錆処理” と ”表面処理の耐久性” 、 ”鋼材自体の防錆性” などなど、
複数の防錆要素を持ったフックがより錆に強いといえそうです。
新品のフックに傷を付けて、ここまで3週間海水に浸しながら放置しました。
この後、海水を空にして更に2週間ほど湿気を与えたケース内で放置します。
次回へつづく・・・
つづき ◇トレブルフック防錆テスト ~2016年版 後編~はこちら
・がまかつ RB-MH #4
・カルティバ ST-46 #4
・カルティバ STX-58 #4
・fimoフック #6

■参考 解説:さびる さびない金属ってあるの?
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